子どもの口腔機能について勉強してきました
こんにちは!歯科衛生士の西本です。今日は、2月23・24日に、東京で開催された日本小児口腔発達学会に参加し、口腔機能支援士の資格を取得した事について書きたいと思います。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
小畑歯科では、毎日たくさんの子どもたちが診察に訪れます。むし歯治療が多いと思われがちですが、実はむし歯や歯並びなどを予防するための処置が多くを占めています。なかでも矯正治療のために毎月来てくれている子どもたちには、装置の調整だけでなく、食べる•話すなどの口元の機能訓練も行っています。
今回私が参加した日本小児口腔発達学会は、子どもたちの歯並びや全身の健康な発育をサポートするために、さまざまな職種のプロが集まってその治療や予防のために活動する会です。私たちが子どもたちを診察するとき、むし歯の有無だけを見ているようでは健康な発育のお手伝いとして十分とは言えません。
今回の学会では、子どもの発育に関わるさまざまな職種の視点から研究や実践的なアプローチが紹介され、私自身も改めて子どもたちのお口の成長を総合的にサポートする大切さを実感しました。
まず初日は朝10時の開会式から始まり、続けて学会理事の先生の講演がありました。その後、言語聴覚士•筋機能療法士としてオーストラリアやロンドンで活躍されている講師の先生の講演がありました。講演は英語です!同時通訳の音声をイヤホンで聞きながら、体の発育に関わる睡眠や呼吸についてのお話を聞きました。お昼休みを挟んで午後からも同先生の講演が行われ、初日が終わったのは18時頃。宿泊先に向かう途中で夕食をとりました。会場はオフィス街なので、目移りするほど飲食店がたくさんある中、先生が焼肉をご馳走してくれました。一日中、集中していた脳はへとへとになっていましたが、ホテルに着いてゆっくりすることができました。
2日目は朝9時から始まりました。同時進行で別会場の講演があったので手分けして参加しました。私がはじめに参加したのは、助産師の先生方による胎児期の口腔機能の発達についての講演です。その後、姿勢と歯並びの関連や、言語聴覚士の先生のお話を聞けたり、ポスター発表も充実していてとても目まぐるしい1日となりましたが、学びが多く、すぐに子どもたちの診療に活かしたいと思う内容ばかりでした。
今回、この学会を通じて、子どもたちのお口の機能の発達が全身の成長と深く関わっていることを改めて実感しました。歯科だけでなく、さまざまな専門分野の視点から学び、日々の診療に活かしていきたいなと思いました。
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投稿日:2025年2月28日 カテゴリー:ブログ