免疫強化につまようじ法を!

こんにちは!小畑歯科医院、歯科衛生士の弓場です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

2月に入り寒さが一層増しています。朝の冷え込みで毎日布団から出るのも一苦労です🥶和歌山は比較的、温暖な地域といえど雪がちらつく日もあるので、皆さま体調管理にお気をつけください。免疫力が低下するこの季節、実は歯周病が進行しやすい時期でもあるのをご存知ですか?

歯周病は、歯と歯ぐきのさかい目にプラーク(細菌の塊)が溜まり、細菌が毒素を放出することで歯ぐきが炎症を起こす病気です。適切なケアができずに炎症が進行すると、痛みが出たり口臭の元が発生したり、歯を支える骨が破壊されて歯がグラグラ動き出し、最後には抜けてしまうことに…

この炎症は体の免疫反応の一つ。細菌を排除するために免疫細胞が活性化しますが、細菌が長期間残ったままになっていると免疫が過剰に働いてしまい、歯ぐきや歯を支える骨にダメージを与える「慢性炎症」の状態になるのです。

当院で推奨している歯周病治療用の歯ブラシ・V7を使ったつまようじ法みがきは、歯ブラシの毛先を歯間や歯周ポケットの入り口を圧迫するように当ててマッサージすることで、プラークを除去し、免疫が過剰に働く原因そのものを取り除きます。また、歯ぐきの毛細血管にアプローチして血流を促進することで、酸素や栄養素の運搬と細胞の新陳代謝、炎症性物質の排出を促します。その結果、炎症を止めて歯周病の進行が抑えられ、歯を守る組織の再生に繋がり、さらに細菌と戦う力を高めて免疫力を向上させます。

お口は全身の健康への入り口と言われています。歯ぐきの血流が良くなることで免疫細胞が活性化し、歯周病だけでなく全身に影響を及ぼす感染症(心筋炎•肺炎など)のリスク軽減や、糖尿病の血糖コントロールを助けたり、動脈硬化の進行を抑えることにもつながります。さらに、口腔内の健康が維持されることで、誤嚥性肺炎の予防や腸内環境の改善にも寄与し、全身の免疫力向上が期待されます。近年では認知症との関連も注目されており、しっかり噛む習慣が脳の活性化を促し、認知機能の低下を防ぐ可能性が指摘されています。

健康寿命を延ばし、生活の質(QOL)を向上させるうえでもつまようじ法は重要な要素です。毎日の歯みがき・歯ぐきのマッサージに加え、歯科医院での定期的なクリーニングを受けることで、お口の環境を整えながら全身の健康を守っていきましょう。

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投稿日:2025年2月7日  カテゴリー:ブログ

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