ドライマウス外来DRY MOUSE

ドライマウスとは

ドライマウスとは

ドライマウス(口腔乾燥症)は、ドライアイ(眼の渇き)やドライスキン(皮膚の渇き)といったドライシンドローム(乾燥症候群)の1つです。2014年の時点で日本のドライマウス患者は約800万人、自覚症状のない予備軍が約3000万人いると言われています。

しかし、ドライマウスを専門的に診る病院は、残念ながらまだわずかしかありません。ドライマウスや関連する疾患(口腔カンジダ症、舌痛症、味覚異常)が目の前で溢れかえっているが放置されている現状と、「どこで診てもらえばよいのかわからない」という声もあり、開業医としては珍しいドライマウス(口の渇き)外来を立ち上げました。

ドライマウスの新しい原因

ドライマウスの新しい原因

ドライマウスは新しい現代病であり、以前から言われているシェーグレン症候群、放射線治療後の後遺症だけではありません。社会の高齢化により生活習慣病などの基礎疾患を有する方が増加し、それに伴い服用薬の副作用などにより「薬剤性ドライマウス」などの新しい症状が出てきました。また、ストレス性や心因性のドライマウスなどもあります。ドライマウスが発症すると「ねばつく」「常に水分がほしい」「舌が痛い」「口の中が苦い」「入れ歯が合わない」などの様々な症状が出てきます。複数の症状を合併し「誰にもわかってもらえない」と悩んでいる方が多くいます。

ドライマウス検査・治療 Cure・ケア Care

ドライマウス検査・治療 Cure・ケア

ドライマウスは基本的に唾液の分泌や保湿度が減少することによっておこります。外来では、様々な検査を行うことによって、ドライマウスの原因を探り、それに応じた治療を専門的に行っています(うがい薬、保湿剤、唾液腺マッサージ、機能的口腔ケア、漢方薬、医科歯科でで相談し薬剤減量など)。
しかし、治療といっても従来のような検査値の改善よりもQOLの改善を一番に考えています(来院ごとに、QOLを確認しますのでご理解ください)。なぜなら、唾液分泌に問題なくても渇きを感じる場合もあるからです。

ドライマウスを放置すると・・・

ドライマウスを放置すると

ドライマウスを放置すると、口腔カンジダ症、舌痛症、味覚異常などを合併します。さらにドライマウスの怖いところは、むし歯や歯周病が急速に進行するところです。
当院では、むし歯と歯周病の予防だけでなくドライマウスも同様に健康管理しております。少しでも症状がある方は悩まずに早めにお越しください。
なお、必ずお薬手帳の持参をお願いします。

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